2012年6月13日水曜日

高齢者専用賃貸住宅(高専賃)制度は廃止。サービス付き高齢者向け住宅へ。

これまでの高齢者住まい法の改正で3つの高齢者向け賃貸住宅類型が一本化され「サービス付き高齢者向け住宅」となります。
目的は入居者の保護と高齢者に適した住宅の増加です。今までの制度では複雑なうえ、高円賃、高専賃ではバリアフリーが基準となっていないことや、生活支援サービスの提供が義務化されていないことなどから、高齢者の住まいとして機能が十分ではないとのことでした。
この改正で既存の高齢者専用住宅(高専賃)、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)制度が廃止されます。
(2011年10月20日から)

サービス付き高齢者向け住宅とは?http://kouyuchin.blogspot.jp/2012/06/blog-post_14.html

2012年6月6日水曜日

高優賃の募集方法・お申込み方法のご案内

募集方法には、抽選と先着順があります。団地によって抽選での募集と先着順受付に分けられます。

抽選対象の団地の場合は原則毎月行われますが、決まった間取りや物件が出るのではなく空家を対象にしていますので抽選ごとに状況は変わります。そのためたまたま募集戸数が多いときに抽選募集へのエントリーをする当選確率が高くなります。

募集ですが、20日から26日を申込み期間として募集を行っています。手間はかかりますがまめに応募するとよいでしょう。デメリットとしては入居時期までの期間がかかるということです。

先着順受付は、タイミング次第です。
空きのタイミングと希望のタイミングが一致したときに入居ができます。
一般的には人気がある団地は抽選募集、空き家が多く発生しているものは先着順といわれています。しかし希望者にとって先着順物件が良いと判断する場合もありますので、先着順も希望するとより希望の条件に近づけるでしょう。また、先着順のメリットは入居時期が抽選に比べ早いということです。どうしても急ぎの引越しを考えてる場合には先着順を中心に高優賃を探されると良いでしょう。

2012年6月5日火曜日

有料老人ホームについて

有料老人ホームにもいくつかの種類があります。

有料老人ホームの種類

有料老人ホームは主に民間企業が運営しているものが多いです。
有名なところでオリックスやワタミ、ベネッセ、レオパレス21などです。主に種類は3種類となります。

介護付有料老人ホーム

介護が必要になった場合でも、引き続きその施設で生活しながら介護スタッフの介護サービスを受けることが可能です。
介護サービスについては、施設のケアマネージャーがそれぞれの状況や要望に応じて利用計画を立て、それにもとづいて施設の介護スタッフがサービスを提供する仕組みになっています。

健康型有料老人ホーム

介護がまだ必要ではないが、1人暮らしに不安を感じたり、老後を楽しみたい高齢者の方が入居できる有料老人ホームのことです。
健康型有料老人ホームは、介護が必要となった場合は契約を解除し、退去しなくてはなりません。
そのためあらかじめ介護が必要になった場合のことを考えておく必要があります。

住宅型有料老人ホーム

介護がまだ必要ではないが、自立した生活のできる高齢者対象、食事の提供その他日常生活に必要な便宜を供与することが目的です。
介護が必要になった場合は訪問介護など外部サービスを利用する必要があります。

グループホーム

病気や障害などで生活に困難を抱えた人達が、専門スタッフ等の援助を受けながら、小人数、一般の住宅で生活する社会的介護の形態のことです。

高齢者円滑入居賃貸とは

高齢者円滑入居賃貸とは、高齢者を理由に入居を拒まないことを条件とした賃貸住宅のことです。
高齢者や障害者の自立と社会参加を促進するために公共的な性格を持つ建物について、高齢者や障害者が円滑に利用できるよう措置を講ずることを目的とした法律のもと、登録されています。

高専賃についての実態

高専賃は許可や認可を必要としないため、運営管理は業者によって様々です。高専賃は運営事業者の考え方、コンセプトに大きく影響されるのが現状です。
たとえば高専賃でも、ただバリアフリーした物件や実態は限りなく老人ホームに近いタイプの物件などさまざまです。

もともとは一般の既存建物を改修し、新たに高専賃として提供している物件も多く見られます。
入居の基準を明確に設定されている物件もあれば、どのような方でも受け入れる高専賃まであります。行政も、急増する高専賃が玉石混淆の状況であることを問題視しており、今後運営内容が悪質なものには指導していく考えのようです。

高専賃では、個人のスタイルに合わせて自由かつ主体的に介護や医療を含めた生活を組み立てることが可能です。有料老人ホームに比べて初期費用が抑えられることが多いのも特徴です。

入居される方の状態にあった適切な高専賃を選ぶことができれば、住み替え先として非常に価値があるでしょう。